ストーマ手術を受けることで身体には変化がありますが、あなた自身が変わるわけではありません。ストーマのある生活に慣れるまでの間は、「これで大丈夫だろうか」「みんなはどうしているのだろう」と不安や疑問を感じることもあるかもしれません。それは決して特別なことではなく、多くの方が経験することです。
ここでは、よくあるご質問とその回答をまとめています。他にも気になることがあれば、一人で抱え込まず、担当の医師や看護師に相談してみましょう。
好きなスポーツや運動を続けることはできますか?
はい、多くの場合、手術後もスポーツや運動を続けることができます。これまで運動をしていた方はもちろん、運動習慣のなかった方にとっても、手術後は身体を動かす習慣を始める良い機会になるかもしれません。担当医の許可が得られれば、様々なスポーツや運動を楽しむことができます。ただし、ボクシングやレスリング、サッカーなど、身体の接触が多いスポーツは、ストーマに強い衝撃が加わる可能性があるため、事前に担当医へ相談しましょう。
ストーマ装具から漏れることはありますか?
ストーマ装具は丈夫なフィルムでできており、漏れが最小限に抑えられるように設計されています。しかし、装具がご自身のストーマやお腹の形に合っていなかったり、適切に装着できていなかったりすると、漏れが起こることがあります。定期的な交換と正しい装着方法を心がけることで、漏れの生じる可能性が少なくなります。
ストーマ装具からにおいがすることはありますか?
ストーマ装具の製造に用いる材料は、におい漏れを防止するように設計されています。活性炭フィルターの付いたストーマ装具もあり、装具から放出されるガスを脱臭してくれます。また、食事を管理してにおいやガスを発生させる食品の摂取を最小限に抑えたり、ストーマ装具に消臭剤を使うことも検討できます。においやガスについて心配される方は少なくありませんが、適切なケアによって多くの場合はコントロールできます。
性的関係を持つことはできますか?
はい、ストーマがあってもパートナーとの親密な関係を続けることは可能です。性的関係によってストーマの損傷は起こりません。ご自身の身体の変化に戸惑ったり、不安を感じたりすることもあるかもしれません。そのような気持ちをパートナーと共有し、お互いに理解を深めていくことが大切です。相手の気持ちを聞くことも理解を深めるのに役立つかもしれません。ストーマがあることで、必ずしも親密な関係をあきらめる必要はありません。時間をかけて新しい生活に慣れていくことで、自分らしい関係性を築いていくことができます。
ストーマについて友人や職場の人に話すべきですか ?
ストーマについて、友人、家族、同僚になかなか話せないと感じる人も多いです。ストーマについて周囲にどこまで話すかは、ご自身で決めることができます。話したくない場合は、無理に話す必要はありません。一方で、信頼できる家族や友人に話すことで、気持ちが楽になったり、必要なときにサポートを受けやすくなったりすることもあります。ご自身が心地よいと感じるかどうかを大切にするようにしましょう。
衣類を新しく買い揃える必要はありますか?
ほとんどの場合、新しい服を買い揃える必要はありません。ストーマ装具は衣服の下で目立ちにくいよう設計されており、多くの方がこれまでと同じような服装を楽しんでいます。専用の下着も必要なく、ストーマ装具は通常の下着の内側や外側に装着できるようになっています。
より快適に過ごすために、次のような工夫が役立つ場合があります。
- ストーマがウエストラインの近くに造設されている場合には、ストーマ周辺を強く圧迫するベルトやウエストのきつい衣類はできるだけ避けましょう。
- タイツやストッキングは伸縮性のあるものを選びましょう。お腹を締め付けるストッキングやガードルは避けるのが無難です。
- スポーツ用サポーターを使用する場合は、ゆとりのあるサイズを選びましょう。
- 水着はどのようなものでも着用可能です。快適に感じるデザインを選びましょう。
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